
全国に15,000余の寺院と800万人の檀信徒を有する曹洞宗の礎を築いた總持寺開祖瑩山(けいざん)禅師の弟子で第二祖の「峨山禅師」は人材の育成に努められ、後に五哲、二十五哲と呼ばれる俊才を輩出し、曹洞宗を全国に展開させる原動力となりました。
禅師は、總持寺と永光寺の住職を兼職した間、13里(約52㎞)とも15里(約60㎞)ともいわれる山道を往来し、「峨山道」として今に伝えられています。
トレイルランニングを通して、歴史とストーリーに溢れた古道と能登に育まれた禅文化、そして豊かな里山の自然を全国の皆様に発信することを目的とし、大会を開催します。
- セルフサポート
- 本大会は、峨山禅師が永光寺と總持寺の両寺院を往来した修行の道をイメージしているため、エイドでは水と塩を提供し、食糧(塩おにぎり等)は限られたエイドでの提供としております。
- また、ロードレースとは異なる山岳レースでありますので、「セルフサポート」(他者からのサポートを受けない)を基本的な考えとしております。
- スタート・ゴール
- 禅師が永光寺と總持寺を往来したことにならい、隔年で交互にスタートすることとしており、第6回の本年は輪島市の「總持寺祖院」がスタート、羽咋市の「永光寺」がゴールとなります。
- コース
- 標高差の少ない里山を古道で繋ぐため、高山のように開けた眺望がありません。最高標高地点はスタート後6kmにある峨山368mです。
- スタート直後には、三十三観音が並ぶ古道や總持寺開祖瑩山禅師が龍神より賜ったと伝わる霊水「古和秀水(こわしゅうど)」が続き、禅の里の雰囲気が十分味わえます。
- その後、巨大発電風車がそびえる虫ケ峰や、小刻みなアップダウンが連続する鉄塔巡視路トレイルを抜けると、邑知潟地溝帯が目の前に広がり、ゴールの永光寺はあとわずかです。